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    ~ 「日本ワイン紀行」 創刊にあたり ~


    飯田グループは、奈良天理の小さな蔵元に生まれた飯田弟一が1923年に小売業として創業した企業です。名前の通り7人兄弟の末弟であった弟一は学生の頃に結核を患い、長い療養生活を余儀なくされました。そのため実家に多大な負担をかけたとの想いが強く、丁稚奉公をして分家独立の道を選んだのでした。その後、卸売業、日本酒原料の販売と事業を広げていき、戦後はキリンビールの特約店として大きく成長致しました。
    現在、飯田グループは、「三方よしの経営」と「ひとりひとりの成長を喜びそれにより発展する企業」を経営理念に、酒に関する様々な事業を展開しております。特に、規制緩和により卸間の競争が激化した2000年代以降は、多角化を大胆に進めて参りました。その中でも特に力を入れて参りましたのが1990年代後半より始めた、ワインの直輸入販売でした。お陰様で事業開始より20年近く経過し、現在世界各地の200社以上のワイナリーと取引させて頂いています。そして、ここ数年は日本ワインの販売にも力を注ぎ、5年前には日本ワイン専属のチームを発足、関西地域を中心にその拡大に尽力して参りました。
    本年10月30日には国税庁の「果実酒等の製法品質表示基準」が適用され、日本ワインへの注目は益々高まっていると感じております。しかし、販売の現場を見ますと、その情報は極端に不足しており、日本ワインへの理解は十分でないと感じております。特に、雨の多い日本の気候の中で、懸命に工夫する生産者の方々の努力を、流通に携わる者はもっと勉強する必要がある、と感じております。
    そこでこの度、「日本ワイン紀行」という小雑誌を創刊することに致しました。
    私どものグループで日本酒の醸造用精米機を製造販売しております新中野工業(株)が刊行する「酒蔵萬流」同様、各ワイナリー様を丁寧に取材させて頂き、その情報をお伝えすることで、日本ワインの更なる拡大、業界の発展に貢献致したいと存じます。
    至らぬところは多いかと存じますが、この小雑誌が拡がり、日本ワイン業界全体が活気づくことを心より祈念致しております。



                             
    飯田グループ  (株)飯田
    代表取締役社長  飯田 豊彦


    [発行元]株式会社飯田
    [発行月]年4回(春3月、夏6月、秋9月、冬12月)


    【お問い合わせ:お急ぎの方はこちら】 
    日本ワイン紀行 問合せ代表窓口:072-923-6002(株式会社飯田)